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2020年09月28日
褒め方の極意

褒めることは認めること

褒め方の極意

褒めるということは、子どもを認めるということです。
すなわち、「自己肯定感」の育成に繋がります。

大人になっても褒められるほうが嬉しいですよね。
褒められるとうれしくなってやる気を出したり、相手に対して素直になったりします。
褒める方も、叱るより褒めるほうが気持ちがいいものです。

筑波大学の調査によると、
褒められて育った子どもは褒められなかった場合に比べ、1歳半時点で「社会能力」が高く、その後もその差は埋まらなかったという報告があります。
科学的に見ても、褒めるのはいいことです。

褒め方にも方法がある

褒め方によって結果が変わる・・・
けれど結果だけを褒めるのはNG!

「褒めて育てよう」という言葉がありますが、むやみやたらに褒めるのもよくありません。

学力に関する「褒め方」の効果を調べた研究があります。
1990年代にコロンビア大学のクラウディア・ミュラー教授により、褒め方についてのとある実験が実施されました。この実験では、小学生400人を対象に簡単なIQテストを行い、その結果の伝え方を以下3パターンに分けました。

「〇点も取れたなんて、頭が良いね!」(能力を褒める)
「〇点でした」(褒め言葉は特になし)
「〇点も取れたのは、頑張ったからだね」(努力を褒める)

その後、同じ子どもたちを対象に2回目にはかなり難しいIQテストを、3回目には1回目と同じ難易度のIQテストを受けさせました。
その結果、3回目のテストでは「努力」を褒められた子どもたちは成績を伸ばしたのに対し、「能力」を褒められた子どもたちは1回目より成績を落としたのです。

これはなぜでしょうか。

能力を褒められた子どもたちは、2回目の難しいテストで悪い点を取ったときに「自分には能力がないから、努力しても無理だ」と考え、やる気を失って努力をしなくなり、3回目で成績を落としたのです。
一方、努力を褒められた子どもたちは、2回目で悪い成績を取ったとしても「努力が足りなかったせいだ」と考え、より一層努力をし、結果、3回目で成績が上がりました。

この実験結果を受けて、ミュラー教授は「能力を褒めることは、子どものやる気を蝕む」と結論づけています。

結果ではなく過程を褒める

失敗を恐れない心を育てる

褒め方の極意

チャレンジしたことが、必ずしもいい結果になるわけではありませんよね。失敗することは多いはず。

親としてはついつい「結果」にフォーカスしてしまいがちですが、そうすると失敗を恐れ、新しい分野や難易度の高いものにチャレンジするやる気が減り、できるものだけに取り掛かろうとしてしまいます。

それは成長には繋がりません。

チャレンジしたという事実も成長の証。「失敗は成功のもと」と言われるように、失敗からも学べることはたくさんあります。

「褒め方」に関する研究は過去多くの研究者たちが取り組んでいますが、いずれも「能力や結果ではなく、努力や継続について褒める方がいい」という結果が出ています。

日頃から子どもの行動をしっかり見て、褒めるポイントをしっかり見極めましょう。そうすると結果が出たときに一緒に喜ぶことができます。

褒め方から生まれる様々な効果を実績に

褒め方の極意
今回は「褒め方」の一部についてお伝えしましたが、他にもさまざまなコツがあります。
なぜならば子どもはそれぞれの個性があるからです。
EQWELチャイルドアカデミーでは長い歴史の中での実績をもとにどう接していいかをしっかりご指導いたします。

まずは体験教室へ

EQWELチャイルドアカデミーでは、褒め方だけではなく人としてより良い子育てを学んでいただくことができます。

是非一度体験教室にお越しいただき、子育ての極意を知っていただければと思います。

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