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2020年11月08日
ほっぺ「ぷにぷに」から始まる原始反射と脳の関係

経験ありませんか?原始反射とは

ほっぺ「ぷにぷに」から始まる原始反射と脳の関係

「原始反射」とは、新生児・乳児が持っている「反射的な行動」のことです。
出産のお祝いシーン「赤ちゃんの手触ってもいい?」「キャー握ってるぅ~かわいい~!」と行ったやり取りがよく見られますが、まさにこれが原始反射です。

ほっぺ「ぷにぷに」から始まる原始反射と脳の関係

誰かの手を認識して握り返しているわけではなく、手や足の裏で触れるものをつかもうとする「ダーウィン反射(把握反射)」と呼ばれるものです。

同様にほっぺをぷにぷにっと突っつかれると赤ちゃんは振り向きます。これも「吸啜(きゅうてつ)反射」と呼ばれるものでおっぱいやミルクを飲んでお腹がいっぱいでも、お 口やほっぺに触るとしきりにおっぱいを探すしぐさやお口 を動かすしぐさです。

赤ちゃんには、たくさんの原始反射が備わっていて、自分の意志で動けない赤ちゃんが環境に適応し「生命を維持」するためや、反射が起きる「動き」ことによって感覚が刺激されにより「脳や神経」の発達に役に立つと言われています。

原始反射の消失から見る脳の成長

原始反射が大きく見られるのは乳幼児だけ

大人になると掌に何かが触れたり、のったりしても、無意識に握ってしまうことは無いですよね?
原始反射の中枢は間脳から脳幹部にかけて存在すると言われています。通常は言葉や記憶、論理的な思考、分析力など知能をつかさどる大脳の発達と共に生後半年~1年程度で統合しまいます。
原始反射の統合を確認することによっては赤ちゃんの知能の発達具合を知ることができます。

ただ、原始反射は統合されるとは言ってもまったくなくなってしまうわけではなく、身体的、心理的な強いストレスが加わったり、頭部への外傷、妊娠や出産を期に再び復活・活発化することがあります。

原始反射が残っていると脳のやる気に影響する!?

乳幼児期を過ぎても原始反射が残っていたり、あるいは大人になっても身体的・心理的なストレスにより復活してしまったという場合があります。
原始反射を保持したままだと、日常生活で「自動的に」「反射的な」反応をしてしまうがために体や心のコントロールがしにくくなっていまいます。
集団の中で空気を読むのが苦手になることも多いので、発達障害と診断されてしまうこともあります。
また消化吸収にも影響が出てくるので「副腎疲労」そして、「性欲」の低下や「更年期障害」にも繋がってきやすいそうです。
医学的なことは詳しい専門書がたくさん出ていますので割愛しますが、原始反射が残っている場合には一般的に下記のような行動が起こりうるとされています。

【原始反射が残っている場合の特徴】
・大きな音がすると極端にビクッとしてしまう
・目を閉じて両足を閉じて立つと、体が大きく揺れ続ける
・身体に触れれると過剰に反応してしまう
・感情のコントロールがきかず攻撃的になりやすい

他にも性格や行動だけでなく、目の筋肉の影響により焦点を合わせるのが苦手、目を見て話せない・・・よって注意力散漫になりやすく、集中がしづらいということもあります。
集中しづらいと学習能力ややる気にも影響しますよね。

知っておこう原始反射の種類

※詳しくは専門書や医学書にてご確認ください

モロー反射(モロ反射・抱きつき反射)

1~5ヶ月頃に見られる反射です。
頭部を持ち上げ、急に落下させることで両手を広げて抱っこしようとする反射です。
寝かしつけで抱っこから降ろしたときによく見られます。

ほっぺ「ぷにぷに」から始まる原始反射と脳の関係

ダーウィン反射(把握反射)

1~5ヶ月頃によく見られますが、足の場合は9~10ヶ月ごろに統合されます。
手足のひらにものが触れる手足のひらに触れたものを掴もうとします。
猿からの進化の名残だと考えられています。

赤ちゃんの手を握ったり、足指の付け根を指先でつついてみたりして積極的に把握反射を行うことによって、自分の意志でスムーズに開閉できるようになってきます。
左右両方バランスよく行ってくださいね。

ほっぺ「ぷにぷに」から始まる原始反射と脳の関係

バビンスキー反射

足の裏をかかとから上になでると、足の指が反り返るように扇状に広がります。
だいたい2歳ぐらいまでに統合されます。
ほっぺ「ぷにぷに」から始まる原始反射と脳の関係

非対称性緊張性頸反射

仰向けで顎を横に向けると顔の向いた側の手足が伸び、反対の手足が曲がります。
この反射が統合されると寝返りができるようになります。

他にも、平面に足が触れると歩くように足を動かす歩行反射、
ほっぺ「ぷにぷに」から始まる原始反射と脳の関係

指や乳首などの突起物が当たると頬や口で探すように首を動かす口唇探索反射、
前述したように、口に含んだもの乳を吸うように規則的に口を動かす吸啜反射など様々な反射があります。

反射を知り、そして適切な運動が脳の成長へ

赤ちゃんは最初は寝ているだけですが、生まれてから約一年かけて首が据わる→寝返り→おすわり→ハイハイ→つかまり立ち→歩けるようになるという成長をします。
最初の一年で急成長するんですね。

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赤ちゃんはそのときどきの成長によって接し方が変わってきます。EQWELならばカリキュラムの中で学んでいただくことができます。

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