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2021年02月28日
お話で覚える!イクウェル式 記憶法「ストーリー法」

お話で覚える!イクウェル式 記憶法「ストーリー法」

「記憶のメカニズム

お話で覚える!イクウェル式 記憶法「ストーリー法」

記憶の定着には①記銘→②保持→③想起という三段階があります。
①記銘で覚えて、②頭に貯蔵し、③想い出す。
これを繰り返すことで記憶が定着していくのです。
なのでしっかり記憶するには単語帳を何度も何度も捲るように反復する必要があるのが一般的です。

同じようなことを、「記憶」の権威ハリー・ロレイン、ジュリー・ルーカスによると、「忘れる」というのはほとんどの場合、「記憶をしていなかった」ことが原因だとしています。
人間の脳は記憶→忘れる→記憶するの繰り返しで定着し、「忘れる」の段階で学習をやめると脳はそれを不必要な情報だと認識して記憶のリストから除外してしまうのです。

ストーリー法とは?

記憶には反復が大切です。
とはいえ、むやみやたらに反復して覚えていっても面白くありませんし、飽きてしまいます。

イクウェルがおすすめしている記憶法は、ストーリー法、フック法、暗唱などがありそれぞれ特色がありますが、今回はその中でももっとも馴染みやすい「ストーリー法」についてご説明します。

ストーリー法とはその名の通り2つ以上の物を順に繋げてお話を作り、その様子をイメージして記憶する方法です。

人間の脳は、一度に4〜7個までしか記憶することができません。
ストーリー法は物事を繋げることによって複数の事柄を効率よく覚えることができます。

例えば、「りんご」「山」「ウサギ」「お母さん」と並べても難しいかもしれませんが、
「100個のリンゴが大きな山をごろごろごろ転がっています。その山は突然走り出して、ウサギとかけっこを始めました。ウサギはお母さんの腕にピョーンと飛び込みました。」とストーリーにするとイメージがわきますよね。

こうして覚えたストーリーは忘れにくく、思い出しやすいので記憶として定着しやすくなります。

今日からすぐできるストーリー法のコツ

お話作りのコツはなるべく「突拍子もないこと」を「視覚的」に「大げさ」に取り入れることです。

ありえないストーリーにして覚える

印象に残る出来事というのは、忘れにくいものですよ。
例えば、セーラー服を着たおじさんが駅の改札の前にいる、インパクト大ですよね。

子どもには流石にセーラー服のおじさんは強烈過ぎますので、例えば、花が笑う、象がスキップする、トマトが真っ赤な顔で恥ずかしがっているなど、擬人化を利用するのも一つの手です。

具体的な形容詞を付けて視覚的に覚える

言葉を思い出しやすいように、その物を表す形容詞をつけます。例えば、大きな、真っ赤な、どっさりなど具体的な表現を言葉にすることによって、右脳にイメージとして残ります。

擬音・擬態語を使って大げさに表現して覚える

子どもは音の表現が大好きです。
どんどん歩く、リンリン鳴っているなど楽しそうな音を取り入れて大げさに表現してみましょう。

五感を使って覚える

「大きな手を空いっぱい広げて」など身振り手振りを入れながら覚えるとより印象に残ります。

NGなこと

お話で覚える!イクウェル式 記憶法「ストーリー法」

残酷な表現、マイナスな表現(殴る・蹴るなど)は子どもの心に表現のほうが残ってしまうので避けましょう。
また「象を見ました、麒麟を見ました。そのあとはサルで」と同じ表現を繰り返すのもストーリー法として起伏がないので印象には残りにくく鳴ってしまいます。

大人になっても使えます

お話で覚える!イクウェル式 記憶法「ストーリー法」
最初はイメージしやすいように一緒にお話を作ってあげてください。
そのうち慣れてくると、物をいくつか並べて「お話を作ってみようね」と子ども一人で作れるように促してみましょう。意外と面白いお話になるかもしれませんよ。

自分でお話を作ることは想像力にも働きかけます。

また、このストーリー法は学校の勉強や社会に出ても通用する方法ですので、大人でも習得するととても便利です。
実際に東大生の学習法としても似たような方法が採用されています。

みんなで楽しく学べるイクウェル

お話で覚える!イクウェル式 記憶法「ストーリー法」

このストーリー法ですが、テンポと楽しさ、またやりたい!と思えることがとても大切です。
イクウェルでは専門の講師と同じクラスのお友達と一緒に楽しくお話作りをすることができます。

まずは体験教室へ

楽しくテンポの良いカリキュラムで子どもの脳と心に響く授業を行っています。長年の経験と心理学・脳科学に基づき組み立てられたものですので、お子さんの興味と好奇心をくすぐります。

是非一度体験教室にお越しいただき、実感してみてください。

少しでもご興味を持たれた方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
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